安全看板、工事看板、安全標識、道路標識のレポート

安全標識の種類の基礎知識

安全標識は、①禁止標識②指示標識③注意警告標識④安全状態標識⑤防火標識という5種類に分類されています。

①禁止標識
禁煙、立ち入り禁止、さわるな、火気厳禁など、赤丸に斜線を引いてそのものを禁止するマークがつくことが多いのが禁止標識です。

②指示標識
安全靴着用、防護服着用、ヘルメット着用など、行為を指示するために使われるものです。

③注意警告標識
転落注意、感電注意、段差注意など、危険が及ぶ可能性がある場所で注意を促すためのものです。

④安全状態標識
非常口、避難所、避難はしごなど、安全であること、ものを指すためのものです。

⑤防火標識
消火器、非常ボタン、非常電話など、消防機器の存在を示すためのものです。

安全標識は、ISOによって定められた作図の原則に沿って作成する必要があります。
デザインを作成する場合は、そうしたルールを守って作成するように注意しましょう。

安全看板は、工事看板の手前に設置します

工事看板とは、工事予告や工事中であることを、周辺に周知さえるための看板で、年度末等に良く道路上で見かける看板ツールです。

安全看板とは、工事看板の手前に良く設置されていて、次のような物があります。
「まわり道」「ダンプ出入口」「立入禁止」「通行止め」「路肩注意」等の、工事に対して安全予告をしている看板であり、工事看板と合わせて使われることが多くあります。

安全標識とは、工事現場内や立入禁止区域内等に設置されている標識で、次のような物があります。
「高電圧」「火気厳禁」「安全第一、整理整頓」等、大きさ的にはコンパクトな物が多く、一目で分かるように黄色や緑等の目につきやすい色を用いて、注意をはらっているツールです。

工事黒板とは、工事写真を撮るときに添える小さな黒板です。
工事黒板には、工事件名や場所などの情報を書きます。
「蔵衛門」のような工事黒板アプリを使うと、スマホやタブレットで工事写真を撮り、デジタルの工事黒板を工事写真に合成できます。
「蔵衛門」を使えば、工事黒板を誰かに持ってもらう必要がなく、ひとりで工事黒板を撮影することができて業務の効率化につながります。

また、「蔵衛門御用達」という工事写真台帳アプリと連携して、効率的に工事台帳を作成することも可能です。連携にはライセンスキーが必要となるシステムです。
「蔵衛門」はiPadやiPhoneに対応した人気の工事黒板アプリです。
Android系のスマホやタブレットを使っている人は、似たような工事写真アプリを探す必要があります。

現在、公共工事では工事で撮影・作成した写真や図面、書類の電子納品が進んでいます。
工事黒板アプリを選ぶ際は、監督省庁が定める電子納品の要領を満たしたものを使いましょう。

現場に合わせた工事看板を作成した、視覚に訴える現場づくり

工事現場には看板が欠かせません。
工事関係者御用達の工事看板は、伝えたい内容によって種類がたくさんあります。
工事をドライバーや歩行者に知らせるもの、工事に関する情報を歩行者や近隣住民に知らせるもの、工事の予告を行うもの、歩行者や作業員に危険を知らせるものなどがあります。

工事看板を現場で作成するメリットについて解説します。
工事看板は専門業者に発注して、購入やレンタルで現場に届けてもらっていますか。
出来上がった看板を選ぶ場合システムなら、納入までの期間も短く、現場ですぐ使用することができて便利です。
でも、工事看板のいくつかは現場の工事名や工事期間などの現場固有の情報を入れる必要があり、特注品も少なくありません。

また、工事中に看板の情報を書き換える場面も、数多くあります。
そんな時、看板を購入やレンタルではなく、現場で製作できれば、より便利だと思いませんか。
製作に必要なソフトは、比較ランキングサイトなどで探しましょう。

外注せずに、現場で看板をするメリットがいくつかあります。
・デザインを工夫することができ、地元のゆるキャラや自治体のマークなどを採用することができる。
・絵を中心にしたカラフルな看板を作ることで、企業のイメージアップを図ることもできる。
・情報を頻繁に変更することができ、リアルタイムの情報を提供できる。

工事看板を購入やレンタルするのもいいですが、自分で簡単に作れれば、思いついた時にすぐ作成することができます。
また、購入やレンタルより価格も抑えることができ、現場の原価率低減に貢献することができるのでおすすめです。

工事看板は、近隣住民や歩行者などの目に毎日触れるもです

現場で工事看板を作成して、看板のイメージが悪くなってしまった事例として、次のものが挙げられます。
・紙による切り貼りで情報を変更している
・ガムテープで図面を止める
・工事看板自体が古くて汚い
・説明文ばかりの看板で見づらい

デザインや配色、配置などにも気を配り、現場のイメージアップにつながるようなものにしたいものです。
工事看板・安全看板の作成ソフトは、エクセル(excel)をベースにしているものが多いため、CADの扱えない人でも看板の作成ができるシステムです。
難しいマニュアルなどもありません。

また、テンプレート・フォーマット・ひな形(雛形)もたくさん用意されています。
工事経験者以外(新人・事務)の方でもカンタンに作成することができるシステムです。

出力をしたり、協力会社にデータを送ったり電子納品をする際などにも、特別なソフトを使っていないので、ファイルの共有が簡単なのでおすすめです。
どのソフトを使えばよいか迷う人は、ソフトの比較ランキングサイトなどを参考にしてみましょう。

一度作成してしまえば、後は現場名や工事期間を変更するだけで、次の現場での作業も、ぐっと楽になるはずです。
普段から、打ち合わせや書類作成で忙しい現場監督の方も、効率的に看板を作成して、現場の安全を守ることができます。

施工主体は、施工主体とその連絡先を標示します

施工主体は、施工主体とその連絡先を標示します。
地山の掘削作業主任者、土止め支保工作業主任者、ずい道等掘削等作業主任者、現場の安全標識や案内看板、安全掲示板・工事安全標識・作業主任者の職務などの作成など、工事看板・安全看板、安全標識のソフトです。
必要事項を表示した標示板を工事区間の起終点に設置しなければなりません。

安全管理、土木工事、安全書類、全建統一様式、エクセル(excel)書式、建設工事、安全衛生管理・安全施工サイクル表・工事看板のフリーソフトです。
こうしたソフトを使うと電子納品ができるようになります。
無料でダウンロードできるフリーソフトで、ライセンスキーなどは不要です。
工事内容は、工事の内容、目的などを標示します。工事種別は、工事の種類を標示します。

工期の限度内で、経済的な工程を検討しなければなりません

求められる工期の限度内で、さらに経済的な工程を検討しなければなりません。
工事進捗状況表、工事成績の逆算シミュレーション、工事進捗率の計算、作業日報から原価管理、労務管理、材料の数量管理、支払い業者別の管理など、施工管理の人気ソフトウェアです。
作成した書類は電子納品が推奨されています。

地質や気象などの環境面、現場独自の自然条件についても十分に調査する必要があります。
労務計画は、作業人員の移動を極力減少させることを想定して、工種毎の工程順序、所要日数を修正することが肝心です。

エクセル(excel)、施工計画書、作業計画書、安全施工サイクル、工程管理、工程表、工事看板などのフリーソフトが、無料でダウンロードできます。
電子納品にも役立ちます。ライセンスキーはいりません。
発注者より求められる工期が、施工者にとっていつも最良の工期とはいえません。

工事看板のフリーソフト・エクセルテンプレートの導入メリット

操作が簡単

国土交通省推奨型の工事看板や安全掲示板のエクセル(excel)フリーソフトウェア(アプリ)は、パソコンなどのIT機器を扱うことが苦手な人でも、簡単なステップで使用することができるシステムです。
おもに工事看板のエクセルのひな形(雛形)、テンプレート、フォーマットといったツールが主体となっています。

パソコンのなかにMicrosoft Excelがインストールされてさえいれば、現場事務所で工事看板のエクセルソフトをダウンロードして、すぐにでも活用できるシステムなので、人気が高いです。

無料でダウンロードできるエクセルのフリーソフトを使った工事看板の作成は、非常に簡単なものです。ソフトは人気ソフトを集めたランキングサイトなどで探せます。
まず、あらかじめ作られた複数のテンプレート、フォーマットやデザインのデータを呼び出します。デザインは工事車両などさまざまなものがあります。
その中から目的に合った好みのものを選択し、用紙サイズに合わせて印刷するだけの作業になります。

工事看板となる印刷した用紙を、ラミネートなどのツールで防水の処理を施します。
それを現場内の必要な場所に設置するという、非常に簡単な作業の繰り返しになります。

いつも使用する看板は、一度作成しておけば複数回使いまわすことができ、現場事務所での作業の手間が省けておすすめです。

自由にアレンジできる

通常の工事看板では、慣れなどもあり印象が薄くなることもあります。

しかし、工事看板のエクセル(excel)フリーソフト(アプリ)で作成すれば、会社名を入れてアピールしたり、文言を付け加えてより注意喚起を促したり、工事車両のイラストを挿入したりとアレンジも自由に行うことができます。
データ保存はクラウドを利用すると便利です。

無料のフリーソフトと有料ソフトがありますが、有料ソフトのほうがテンプレート、フォーマットやデザインなどのツールのバリエーションが豊富となるため、国土交通省推奨型工事看板の作成にも幅が広がるのでおすすめです。
人気ソフトの比較ランキングサイトなどで、自分に合うソフトを見つけてみましょう。

施工管理業務の効率化が図れる

建設業者は工事現場や現場事務所において、建設業の許可票や労災保険関係成立票などの標識を、法令に則って掲示しなければいけないことが定められています。

これらの標識についても、必要事項を入力するだけで複数の看板と連動し作成が可能なシステムです。
変わることのない会社名や許可番号などの部分は、あらかじめ入力してひな形(雛形)を作成しておきます。
ひな形はクラウドに保存しておくと誰でも必要に応じて使うことができます。
現場ごとに変わる部分だけを、その都度入力することで業務の効率化が図れます。

工事の着工前に作成してラミネートすることで、完成まで使用することが可能となります。

工事原価の削減に貢献

経費のかかる看板は外注するのではなく、自社で作成することによりコスト削減が実現できます。

使用する看板のひな形(雛形)を無料でダウンロードできるサイトを利用して作成しておけば、その後大きな手間がかかることはありません。
看板作成のために、通常業務の時間に大きく影響することはありません。

残業をしてまで作成するような作業にはなりません。
材料費も用紙とラミネート、その他粘着テープや結束バンドを使用する程度となり、極めて低コストでの作成が実現できます。

道路標識のローマ字綴り、英語表記はおかしいのか

道路標識にはローマ字で綴られている文字と、英語で綴られている文字、2つの種類が混在しています。
「こっちはローマ字なのにこっちは英語表記?」とおかしく思います。
実は「固有名詞はヘボン式のローマ字表記」「普通名詞は英語表記」というふうに昭和29年の内閣告示によってルールが明確に定められているのです。
頭文字だけ大文字とし、あとは小文字とすること。
またローマ字は日本字の高さの半分とすること、ということまで決められています。

固有名詞、普通名詞の違い

固有名詞とは、その名前の通り固有のものだけに使われる名詞のことをいいます。
例えば「日本」は世界に一つしかないものですよね。ほかにも、「富士山」「東京」などが固有名詞です。
一方普通名詞(一般名詞ともいう)とは、「テレビ」「動物」「漫画」というように、そのカテゴリーに属するものすべてを指す言葉です。

「大手町」はOte town。では「一本橋町」なら

大手町でローマ字表記と英語表記の差を考えてみると、「大手」の町名の部分は固有名詞です。
ローマ字表記の「Ote」となり、「町」は普通名詞ですから英語表記の「town」となります。

ただ、町名に「橋」や「川」などが付くものもありますよね。
例えば「一本橋町」ならどうなるのか、といいますと、一本橋の「橋」が橋としての意味合いが強いなら英語表記になります。
しかし、一本橋町という町名になるのなら、「Ipponbashi」とローマ字表記になります。

木曽川は「木曽川river」?それとも「木曽river」

これも、木曽までが固有名詞で川は本来の意味として使われているので普通名詞という扱いになっており、道路標識での表記は「木曽Riv.」という表記になっています。
こうしてみると、道路標識は名称の書き方ひとつにも深いものがあります。